浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

血の味

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昨日久しぶりに外を走ったら、走り終わったあと、口の中に錆びた鉄の味がして驚いた。

乾いた空気で喉の粘膜を痛めてしまったみたいだった。しかしとくに血が出るわけでもないけど、なかなか消えない。初めて喉で感じる血の味はとても新鮮だった。

ほんのすこしの変化でも、身体は敏感に反応する。普段私の脳が支配してるような気になってる身体は、実は正に自然そのもので、少し負荷がかかっただけで、全然脳の思った通りになんからならない。

身体で起きることは私たちの想像を越えてる。

そんなことを思って、私の全身を巡っているであろう血の味を確かめた。