浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

歌うべき声

この世界には実に多くの仕事や、やるべきことがあるものだなと思う。

そのなかでも歌うということ。
たいていの人が歌を歌うことできると思う。
うまいとか、下手だとか、別にして。

しかし歌を歌うべき人ってそんなにいる訳じゃないと思う。
声が、歌を歌うようにできてる人。
歌を歌うべくして生まれたような人。
そんな人がたまにいる。
圧倒的な才能。もちろん運にも恵まれてるんだろうけど。

そういう歌うべき人が、本当にぴったりとした歌を歌ってる場に居合わせるのは、やっぱ、ひとつの奇跡だと思う。世界的に永久にこの録音残しといてくれないかって思う。

声自体ひとつのフェティッシュだと思う。あなたが歌うのを思うだけで、私の何かは救われてる。