2016-12-12 紺の真昼 心象風景 気がつかないうちに過ぎていてほしいとさえ思うのは贅沢なことなのだろうか 君は濡れた絹の冷たさで私を見ている 気がつかないうちに終わってほしいとさえ思うのは望みすぎなのだろうか 君は磨いだ月のような鮮烈さで私を見ている 今はただ音楽のなかでまどろんでいたい 二度と会えない人と話をしていたい