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浮世離

憂き世を離れて一時息をするための場所です。好きなことしか書きません。自分好みの書棚を作る気持ちでいます。

閉ざされた壁の向こう側で

言葉が意味をもつ
どこまで世界を理解できるのか
問いかけてくる
ありとあらゆる言語で
善を美を真を虚を
叫びかけてくる
お前の理解はそこまでかと
問いかけてくる
真に正しい在り方はどのようなものかと
僕は答える
知りうる限りありとあらゆる言語で

しかしそこに真実はありはしない
あるのはただの断片化した残骸である

手のなかにわずかに残る果実を僕
啜った
それしかできなかった
それだけが残された最後の方法であった

女は着飾っている
写す鏡もなく見る人もいないなか
満々と衣装を抱えたクローゼットのなかで