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浮世離

憂き世を離れて一時息をするための場所です。好きなことしか書きません。自分好みの書棚を作る気持ちでいます。

今日も知らない街で

遠くにいる知らない人が水を揺らす気配に心を奪われている。
川縁の静かな呼吸。
透明な水は流れ流れ。
白い息とたぶん暗い星空。
欄干に凭れて君は見るだろう自由の空。
僕は遠くからそれを感じる。
どこにいくも何をするも自由の君は憧れ。
僕の代わりに走って跳ねて寝転んでくれないものか。
僕の代わりに眠り一人になり旅に出てくれないものか。
ただ静かな夕方の鳥の騒ぐ明け方の昼間の暖かい陽光の。
この空は君とつながる空だけど、僕は君を知らないし、君は僕を知らない。
ただ遠くから聞こえない声援を送る。
僕の行けなかった分まで自由に!と。