浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

平熱の京都 鷲田清一

疲れてたかぶってる脳を休めたくて、本屋に入って文庫を買う。鷲田清一の「平熱の京都」一気に気分は京都の界隈をふらふらふわふわ散歩してるように。なめらかな日本語がすらすらっと頭に入ってくる心地よさ。よそ行き他人顔となんだか憎めない顔両方で京都が誘惑してくる本です。時々挿入されてくる、なんとも言えないノスタルジー、心細さ、世界が裏返ることに対する恐れと期待が、鷲田清一の本を読んでる感を強くする。