浮世離

憂き世を離れて一時息をするための場所です。好きなことしか書きません。自分好みの書棚を作る気持ちでいます。

待宵草

オレンジの花を踏み潰す女学生の足元。

柔らかい咽喉の皮膚が拍動に息づいている。

薄青い風が吹く。

瓦礫の山が秘密基地。

紛い物の指輪を今でも交換したいと思ってくれているかな。

暮れ方の湿気が髪の香りを包む頃、朧月を探しに出る。