浮世離

憂き世を離れて一時息をするための場所です。好きなことしか書きません。自分好みの書棚を作る気持ちでいます。

豪奢な夕暮れ

いくらはね除けてもエメロード色の樹液が心を縛り付ける
憂鬱の香りは如何に
川面の乱反射がプラチナの手触りで私を傷つける

意味の分解した世界で
風はそよぎわたる
いくらかの無生物を引き連れて安全圏を目指す

手を伸ばしても届かない郷愁のみが救い出してくれるのだ
うす紅色の陰りの中からあの人が手招きしてくれる