浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

抵抗

ずるずると引きずり込まれる
漆黒の暗渠の彼方へ
錫でできた脆い楔を打ち込む
ずるずると押し流される
風の吹き荒れる墨色の谷へ
腐りかかった杭にしがみつく
精一杯の抵抗は全く虚しく美しからず
しかし流れに逆らわずまた風に吹き飛ばされていくことができない
そのような人間の醜さ貧しさ
しかし妙にぴかぴか光っている
遠くからでもその光は写る