浮世離

憂き世を離れて一時息をするための場所です。好きなことしか書きません。自分好みの書棚を作る気持ちでいます。

抵抗

ずるずると引きずり込まれる
漆黒の暗渠の彼方へ
錫でできた脆い楔を打ち込む
ずるずると押し流される
風の吹き荒れる墨色の谷へ
腐りかかった杭にしがみつく
精一杯の抵抗は全く虚しく美しからず
しかし流れに逆らわずまた風に吹き飛ばされていくことができない
そのような人間の醜さ貧しさ
しかし妙にぴかぴか光っている
遠くからでもその光は写る