浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

塵芥

グレイッシュな言の葉ひらひらがはやくも古びて

一塵の風に舞い上げられて跡形もなく飛び去る 

美しい廃  

僕の周りには死んだ言の葉がひらひらと舞ってるだけ

ふわりと落ちて また芽を吹くのを待ってる

さくらさくら 

美しい廃

さらさら落ちてどこまでも落ちて

暗い暗い冥府の底まで

吸い込まれていく暗闇に