浮世離

水面に浮上してほんのつかの間の息継ぎ。心象風景がほとんど。

2016-11-19から1日間の記事一覧

リハビリテーション

言葉が出てこなくて焦ることはないですか。 私はある。表現したいのに、言葉に詰まる。どのようにしたら、この感じを伝えられるのかと、迷い悩む。 10代のころ、言葉が溢れて困った。結果、たくさん書き、たくさん話し、していたように思う。20代、言葉は落…

萩原朔太郎詩集

萩原朔太郎詩集の序に、詩人に進歩はなくただ変化があるのみ、という箇所がある。だから詩作はただの記録であり、魂の慰めに過ぎないと。大渡橋や、新前橋駅という詩の中には、朔太郎の強い憤りが存在している。もちろん自然や自らのノスタルジーである郷土…